週1ランナーのおんも遊び再開計画

単身赴任中の50代社畜サラリーマンの悪あがき。

東京マラソン2024 <結果>

17年振り、2回目のフルマラソンを無事に終えた後、
単身赴任社畜リーマンは感動に浸る間も与えられず、
相変わらずの平日激務、昨日土曜も出勤していました、、、。
すっかり日常に戻ってしまって悲しい限りであります。

そんな訳で少々遅くなりましたが、
当日の状況/感想やタイムについての振り返り、第一回大会との比較など、
5ヶ月も走ってきたので何回かに分けて備忘録として残しておきたいなと。
まずは当日のおおまかな概要を、各種データ分析等は抜きにしてご紹介。


出走日当日

2:00

前日の選手登録後は本宅に帰省。
本番に向けて絶賛就寝中、インターホンが鳴り響く。
こんな時間に、、大事なイベント前に、、
誰だ?と怒りながら出てみると

「鍵無いから玄関開けて」

犯人は飲み会帰りの愚息・・。
鍵を開けた後、速攻で再度布団に潜り込むも案の定眠れず。

おいおい睡眠時間3時間でフルかよ。
17年ぶり2回目のフルマラソン、不安が残るスタートとなりました。

6:15 再度起床

明け方少し寝ていたようで再起床。
故障したアキレス腱周辺にロキソニンテープを貼り、
前日準備しておいたウェアを着込んでお茶漬けを流し込む。
第1回大会で駅のトイレが混雑していたことが記憶にあったため
なんとか家で用を足すことができ、まずは満足。

・サブ4達成⇒本宅に戻って翌月曜は会社を休む
・サブ4未達成⇒一人寂しく赴任先に戻る

ことに決め、帰省の荷物も全て背負って本宅を出発。

7:00 自宅出発、7:45 新宿南口着 会場入り

天気は快晴、最高です。
既に駅前は大勢のランナーが。ボランティアの方々のおかげで特に混乱もなくスムースに集合場所に到着。荷物チェックを終え、最後のトイレに並ぶものの、大して時間もかからずに終え、荷物預けまで問題なく完了。
出だしから洗練された運営とボランティアの方々に感謝しかないです。

スタート前のトイレ待ち。天気良くてなにより。

8:30~9:30  スタート待ち

先日の記事の通り、申込当時はサブフォーなんて狙っておらず、
かなり後ろのブロックからのスタート。
ブロックの中でもできるだけ前からスタートしたいので8:30に並び始める。
寒さはあるものの第1回の雨天よりすがすがしく、アキレス腱伸ばし程度のストレッチをしながら順番を待ち、9:10にマラソンがスタート。
その後私がスタートを切れたのは約20分後。
この間アミノ酸ゼリー1袋を補給。

スタート~20km

いよいよスタート。
サブフォーへの不安と期待が入り混じった感じでしたが、天気が良いのが何より。
前半はまずまず快調でした。

以下コースマップも参照下さい。

コースマップ

靖国通り新宿ガード下を通り抜けた際、
17年前は橋の下で大勢のランナーが立ちションしてたことを思い出す。
今回は皆無。運営の皆さまの努力の賜物ですな。

沿道からの声援ももちろんうれしいですが、
防衛省前では音楽隊が演奏してくれており、
ちょうどゆずの「栄光の架橋」が流れて気分が上がる。

浅草の折り返しは雷門とスカイツリーを見ることができ、観光気分を満喫。


序盤の課題

・遅いブロックからスタートした場合、サブ4ペースを維持するために
周囲のランナーを追い越す必要があり、神経を使う。
序盤は下りで貯金を作りたかったが、なかなか難しかった。

・都会のビル群の中では、自分の安物時計のGPSでは正確にペース算出できないことが発覚。このため沿道の距離表示と経過時間から頭の中でひたすら計算することになり、周囲からの応援、景色などは余裕をもって楽しめず、、。
計算しやすいように自然とキリの良い5:30/kmペースに落ち着いたのかも。

・若干、トイレ行きたいかも問題発生。
時間のロスが少なそうな、入りやすいトイレが無いか気にし始める。


20~30km

20km以降は、ボランティア参加や応援に来てくれている友人がいるため、見つける気まんまんで走っており、振り返ってみるとまだ少しは余力があった区間
タイム的にも落ち込みはまだ想定内、補給も計画通りに実行できなんとか後半につなげようともがきます。

取外し禁止のリストバンドに目標タイムや補給計画をメモって走る

門前仲町の折り返しでは、サブ4ランナーの友人が応援に来てくれており、
探しながら走る。運よく見つけて挨拶できたものの、補給食は受け取れず。
ただ、今回補給は十分にとれていて17年前とは格段の違い。

30kmの補給所では友人が給水のボランティアをしており、
ここでもなんとか挨拶できてよかった。
この辺もまだ応援に応えて手を振る余裕あり。

中盤の課題

・トイレ問題は繰越。止まるのが面倒だったのでできるだけ我慢することに。

・課題であったアキレス腱痛は無くホっとしたが、徐々にペースが落ちる。
無補給でやってきた練習よりはエネルギーは十分なはずなのに、、。

 

30~40km

これまで練習で走った最長距離が33km。
体は正直なもので、この辺から徐々におかしくなってくる。
補給は計画通りでエネルギーは十分なはず。
練習の絶対量が足りない分「無補給練習」で補おうという戦略で、
本番でエネルギーさえ摂っていればもしかして大丈夫かもと
淡い期待を持ってましたが、ついに「壁」が・・。
次の距離表示までに設定した目標タイムに追いつけなくなり、
疲れた頭での再計算も難しい状態に。

銀座を超え、田町までの長い折り返し。
折り返しから戻ってくるランナーを横目に見つつ、先の折り返し地点が現れる気配が全く感じられず、さらに脚もどんどん動かなくなりついに心が折れる
思考能力も低下し、何を思ったか7分/kmでもサブ4いける?とか計算したらしく、
惰性的な走りに・・。

終盤の課題

・課題だらけ。もう少し走り込んでいれば楽に走れたのかも。
 まあ休日ランナーの限界でしょうか・・。

 

40km~ゴール

40kmを超え残り2kmとなった際、このままのペースじゃサブ4無理かも、
と意識が戻り(?)なんとか最後の力を振り絞る。
丸の内仲通りに入ってからの大声援がすごい。
頭の中でガンガン反響し、脚は既に動かないものの、
心が立ち直ったのか「ゾーン」状態に。
自分の中では4分前半/kmくらいで飛ばしてた感覚。
一方動かない体の方は徐々に手足もしびれて視界も白くなり、
軽く不整脈も出てくるなど高校時代の部活を思わせる状態に。
そろそろダメかというところ、
最後のカーブを曲がってようやくゴールが目の前に。

久々の限界点

長かった・・。
とにかく「サブ4達成してフルマラソンはこれっきりにする(笑)」との思いで全力で突っ込んでついにゴール。

苦闘のあと、、

ボランティアや応援してくれた皆様には感謝しかありません。

肝心の記録の方はというと、17年前から55分短縮!
3時間59分を少し超えたあたりで着地。
  (これでトイレ行ってたら泣くに泣けなかった。我慢はナイス判断でした)

これで末席ながらも「サブフォーランナー」の称号が得られて大満足。
心置きなくフルマラソンの世界から足を洗えそうです(笑)

本宅帰宅、打ち上げ

無事サブ4達成で本宅に帰れることになりました。
まあ家族は誰もほめてくれやしませんが、
オヤジの自己満に付き合わせて、ちょっとお高めの(回転)寿司屋に。

そこで愚息に

「いや、2時に起こされたときはもう終わったと思ったわ」

と言ったら、

「え?俺ってインターホン押したっけ?」

「どうやって家に入ったか記憶にない」

とのこと、、。

まあ、終わり良ければすべて良し、ということで。

 

syomori.hatenablog.com

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