いろはにほへと ちりぬるを 色は匂へど 散りぬるを
わかよたれそ つねならむ 我が世誰ぞ 常ならむ
うゐのおくやま けふこえて 有為の奥山 今日越えて
あさきゆめみし ゑひもせす 浅き夢見じ 酔ひもせず
普段は全く意識することの無い、このみやびな「いろは歌」ですが
GW前半、1時間ほどですが終始脳内がこの歌で一杯となる時間を過ごしました。
正月明けにやった左足の肉離れが思うように治らず、少し走ってはすぐ再発というのを繰り返しているため、今年のGWはチャリと水泳だけと決めて休みに突入。
前半は天気が悪い予報でしたが初日は持ちそう、ということで単身赴任後から懸案だった「通勤用チャリで<いろは坂>を登る」計画を急遽実行してきました。
これまでキャンプやスキーで何度か使っている坂ですが、せっかく宇都宮にいるのに早いとこチャリで登っておかんと、、と行くたびに考えていた場所。
坂の手前にある日光東照宮にも行けてなかったこともあり、
観光客が増える前に行ってしまおうかと。
アパートから中禅寺湖まで往復およそ120km、1200mUPの行程。
いろは坂は一方通行で、登りは第二いろは坂(9.5km 平均勾配5.6%、最大9.2%)
を使います。
6:30 アパート発
田川サイクリングロード、日光街道使って北上します。
8:20 だいや川公園着(35km地点)
なかなか立派な公園
https://nikko-daiyagawapark.jp/
8:50 神橋着
9:55 いろは坂取りつき(50km地点)
坂に来る前までに50km走り、だいぶ脚が消耗している・・・。
登っている間はずっと「いろは歌」が頭の中を駆け巡ります。
次の文字のカーブをクリアすることだけを考えながら、足を付かずに登り切ることを目標にひたすら登ります。
10:55 中禅寺湖着(60km地点)
ゴール手前の観光地、明智平もスルーしてひたすら登り、なんとか足付きせずに到着。
途中カヤックを積んだ車に乗っていた兄弟二人からかわいい声援を受け、うちの子供らが小さい頃も同じように声援送ってたっけ・・、と遠い目になってしまいました。
ありがとう少年達!
中禅寺湖手前の最後のトンネルはかなり長くてライトが必要だったかも。
バイクの音がトンネル内部でかなり共鳴するので、心の準備も必要です。
中禅寺湖にはカヌーキャンプとかで何度か来ているので、カップラで栄養補給して早々に退散。
下りは第一いろは坂(6.5km 平均勾配7.3%、最大13%)を下ります。
1時間で登ってきたところを10分程の爽快ダウンヒルでいろは坂完了。
12:10 日光東照宮着(1時間ほど観光)
小学生の時以来、40年振りの訪問です。
「鳴龍」の印象が全く記憶と違っていたりと、何にも覚えていなかったことに衝撃。
江戸時代なら大名級でないと入れなかったところも現在では簡単に拝観できてしまいます。我がご先祖様は到底入れなかった場所だなあと歴史の流れを感じるとともに、建築技術の精緻さも相まって感慨深く拝観しました。
16:00 アパート着
久々の長距離で結構バテました。
次の日後輪がパンクしており、空気が若干抜けてて体力消耗したのかも、、、?
いずれにせよ、空気圧チェックはこまめにやっておくべきでした・・。
宇都宮市中心部から日光までの「日光街道」はそれほど道が良いとは言えず、乗っててあまり楽しくはないので、東武日光まで輪行してから登るのがおススメかと。
ともあれ、GW前半に運動しておくことで後半心置きなく飲み食いできてよかったです(笑)
走行距離:約120km
走行時間:7時間くらい?
全所要時間(休憩、観光込み):9時間30分
持ち物:チューブ、パンク修理キット、カップラ、水筒(お湯)おにぎり3個、アミノ酸1個、かりんと饅頭2個、あんぱん1個 500mlぺットボトル1本 ウインドブレーカー